■連れ子 2
前にも書きましたが、カミさんが連れてきた
白文鳥2羽と一緒に住み始めた頃のお話です。
私、それまで実際の文鳥を見た事もなく、
まして、鳥にも興味がありませんでした。
紹介された、2羽。
名前は、チョコ、ツブ。
白い羽、赤いクチバシ…。
……。
区別つかねぇっぺ!
どこの方言よ。
マナ、カナより区別つきません。
って、マナ、カナ区別つくのはすごいだろ。
「こっちがチョコで、こっちがツブ。」とカミさん。
「……?」
「ほら、見た目でわかるでしょ。」
どこが!?
ん、ここか?
「右がチョコで、左がツブ…」
「正解、ね、わかるでしょ。」
しばらくして、またカミさんが聞いてきました。
まよわず
「右がチョコで、左がツブ!」
「ブ−!」と、カミさん。
「……」
立ち位置ぐらい決めてろよ!
おい、漫才コンビじゃないんだから。
立ち位置じゃないらしいです。
毎日見てるうち、ビミョ〜に分かり始めました。
チョコは足がキャシャ。ツブはフトイ。
また、カミさん、
「この子は?」
キョロンと私を見てる子…。
「ん…」
足を見る…
「ツブ!」
「正解!分かってきたじゃん」
「じゃ、この子?」
じぃーっと足を観察…
俺、足フェチじゃね〜べ!
だからどこの方言よ!
一緒にいると、性格の違いが分かってきて、
なついてくれて、可愛くなって、
私を文鳥好きにさせてくれた
今は亡き、チョコ、ツブのお話でした。