■お義母さん
先日、カミさんのお義母さんが遊びに来ました。
別に苦手とかじゃないですが、普通に緊張します。
「今日は天気が良くてよかったですネ」
「時間かかりました?」
社交辞令も、ろくに言えない私が
なんとか話題を作ろうと必死になっている時、
カミさんが、
「あっ、頼んでた○○ないじゃん、忘れたの?何しにきたの!」
…うわ〜台無し。
「…あっ、お茶あります?頂いたお菓子おいしいです。はい…」
あたふたする私。
シーン。
ピヨピヨ、鳥の声だけが…。
「ダンナさん、仕事の方はどう?」
お義母さんがふってくれました。
「…まぁ〜、ぼちぼちで…」
って、大阪商人ですか、私。
「毎日忙しいの?」
「はい、4月から個人情報保護法案が実施されるので個人データの○△×…」
何言ってる!
シーン。
ピヨピヨ、鳥の声だけが〜。
「文鳥、何羽いるの?」とお義母さん。
そうよっ!、この場は文鳥で和んでもらおっと…。
「えっと、下から、キャラメル。これシナモン文鳥で、
その隣がセサミ、桜文鳥です。その上がミルクで…」
名前教えてどーする!
「カゴから出してみてー。かわいいヨ」と、カミさん。
一番、人懐っこいキャラメルを出します。
出ました、ブ〜ンと。
(フンしませんように。しませんように。祈る私)
はじめはカミさんの肩にのり、キョロキョロと見渡し、
お義母さんの腕にポンッと乗って、
キラリンとお義母さんを、首をかしげて見上げる、
キャラメル一番のキメポーズ!
どーだ!
お義母さん、一言…。
「馴れ馴れしいわね。」
…手乗りですから、お義母さん…。
|