■エサ
去年の暮れの話です。
「週末、忘年会があるの、行っていい?」
と、カミさん。
「いいよ、…どこで?」
「青森」
…ウチは東京都です。
はぁ〜?、忘年会だよね。何処まで行くよ!
当然、お泊まりです。
当日が来ました。
私も、休みですが、お留守番です。
「文鳥達のエサと水、明日の朝からお願いね〜」
「ok、ok、いってらっしゃ〜い!」
次の日の朝、、約束通り、文鳥達のエサと水替えです。
「まずはキャラメルからにするかね〜」
「キャラメルちゃん、エサ袋はこのカゴの中ですよ〜知ってた?」
「ハイ、出しまーす」
って、何ひとりで話してる。
(無言でい〜だろ)
エサ入れは、文鳥1羽に一個づつ。
時間がかかりそうなので、
その前に自分の朝食の準備を。
パンをオーブンへ、
卵は割ってラップして電子レンジと…。
文鳥達のところへ戻って、
まず、エサのからを取り除くこと。
知ってるです。ふっと吹くです。
ん?ベランダでいいのかな?
ベランダに出て、
ふっ!
おわっ!
風に舞って顔中にからが〜
あたり一面にも舞ってる
ウチ集合住宅です。
隣にも、階下にも〜
ぶちまけました、
どーする?!
サッシの戸をスーと閉め、
「…なかった事にしよ。」
はい!じゃあ新しいエサを入れます。
エサ袋を持ち上げてそろりと端から
カミさんはスプーンでやってましたが
面倒なので直接袋から
(なんで2K入りなんて買うかな〜)
重っ!
と、その時
電子レンジが
ボンッ!(卵の黄身が破裂した?)
おわっ!
エサがザ−!
ぶちまけました
どーする?!
ドリフでもやらねーぞ。
掃除機で、ガ〜
「…なかった事にしよ。」
2日後、カミさん帰って来ました。
「ちゃんとエサやってくれてたんだ、ありがと」
その後、エサ袋を見て
「ずいぶん少なくなってない?」
「…ん〜、なかったよー。」
…この話もなかった事に〜…。
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