ダンナの小部屋
文鳥たちとカミさんの家庭で感じたことを書いてます。
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 ■デブ黒ネコ 

 前に住んでいた所は、のほほ〜んとした公園の近くで、

 ノラネコがいっぱいいました。

 その中の大きな黒ネコが、私の一番のお気に入りで、

 ひっそりと、隠れファンでした。

 (隠れて、どーする!)

 みんながエサをあげるので、みごとなデブです。

 (だめだよ〜 本当はノラネコにエサあげちゃ!)

 

 ある夜、残業で遅くなった帰り道

 あら、こんな時間にいました、デブ黒ネコ。

 ニャ〜とあちらから近づいて来ます。

 「おっ、ウチにくる?おいで〜」

 ついてきます。でかい顔のデブネコ。

 たまらんわい!

 ウチの玄関ドア前まできて、おすわりです。

 ドアを開けてくれるのを待ってます。

 かわいい〜。

 ガチャっとドアを開け、カミさんを呼ぶ。

 「ただいま。見てー、かわいい黒ネコ!」

 ネコが、ニャ〜

 

 

 と、鬼のような形相でドアに

 ダッシュして来るカミさん!

 すごい勢いで閉め、

 「はやくネコまいて来て!」

 

 

 

 その夜、しっかりとしぼられる、私。

 「まだ、ウチの子達(文鳥)、落ち着かないわよ。

 どーしてネコなんか連れてくるの?

 ど〜せ、おいで、とか言って連れてきたんでしょ?」

 

 ずぼし! …です。が、

 「ちがうって、勝手について来て、玄関にいたの!(ナ、訳ないです)

 いやいや、百歩譲って、私が連れて来たとしても〜 (譲らなくてもそうです)

 せっかく来てくれたネコに もう少し優しくしても…」

 

 あの時の文鳥たち、

 確かに、連れて来た私が悪いのですが、

 私の方を見て、責めてる様子でした。

 特に、セサミ。感じ悪かったぞ。

 

 

 デブ黒ネコもあの時のカミさんの形相のせいなのか

 二度と、来ませんでした。

 私にもあれから寄ってきませんでしたもの、くすん…。

 

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