2006/12/06

文鳥たちとカミさんの家庭で感じたことを書いてます。
ご感想を掲示板にてお待ちしてます♪
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 ■姉き

 

 久しぶりに姉きに会いました。

 おふくろが骨折して入院です。

 

 手術室の前、ベンチシートで二人。

 姉「おまえとは、いい時に会わないね」

 

 おたがいさまだっつーの。

 

 私「お母さん、大腿骨、折ったって?大丈夫?」

 

 姉「ん?年寄りはだいたい折るのよ」

 

 そーなのか?!

 

 姉「あれ、しゃれ?だいたい…」

 

 おい!手術中!

 っていうか、姉きってこんなキャラじゃなかったろう。

 

 小さい頃は、運動できない、泣き虫だったよなぁ。

 

 姉「文鳥、飼ってたよね、ウチの子も見る?」

 私「えっ、飼ってんの?」

 姉「何言ってんの、2羽も逃がしたベテランよ!」

 

 逃がしてベテランて

 

 

 姉「今、白文鳥2羽いるの」

 ケータイ画面を見せます。まだ、若そう。

 姉「そっちんちのは?」

 私「いや、ケータイ初心者だし、逃げて撮れな…」

 姉「ほら、手に乗ってかわいいでしょ」

 

 話、聞ーてねぇし。

 

 私「挿し餌から育てたの?」

 姉「当り前じゃない」

 

 私、できません…

 

 姉「ウチの娘たちも、挿し餌手伝ってくれたわよ」

 

 そう、姉きは二人も成人させた母です。

 

 

 手術が無事終え、先生の話も聞きホッとしている私を残し

 先生や看護士さんにきちんと質問や挨拶をし、

 手続きもシャキシャキする姉き。

 

 

 でもな、でも、私の中の姉きは、

 運動会の前の晩は、一生懸命、雨が降るのを祈ってた子だったし、

 元素記号がおぼえられなくて、

 夜中までメソメソ泣いて教科書を開いていた女の子なんだよな。

 

 

 

 姉「ウチの亭主がシナモン文鳥欲しいって言ってたけど

   2羽でいっぱいよ。10羽だっけ?今度見せてね」

 と、別れ際に。

 

 

 ん、今度は、いい時に会えそうです。

 

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